ヴェルク - IT起業の記録

受託開発と自社サービスの両立への取り組み

会社で「医師・理学療法士に相談できる制度」を作りました

会社で「医師・理学療法士に相談できる制度」をスタートして4ヶ月ほど経ったところなのですが、とても好評なので紹介したいと思います。

制度の概要

life story合同会社さんに、以下の内容をお願いしています。

  • 医師(総合診療医)とオンラインで1回1時間ほどの健康相談ができる
  • 理学療法士がオフィスに来て、マンツーマンで身体の状態を見てくれて、施術や日ごろの自主トレメニューなどのアドバイスをしてもらえる
  • Slackで専用のチャンネルを用意してお二人に入ってもらったり、個人的な内容はDMで相談できたりする

一般的には産業医の枠組みになるのかなと思うのですが、1人1人にしっかり向き合ってくれていて、とても良い取り組みになっているように感じています。

この制度が始まった経緯

実は、前回書いた「自分の身体が少し(たぶん一時的に)不自由になって感じたアクセシビリティーのこと」の副産物なのですが、自分の身体が少し不自由になり、色々な診療科に行って検査しても原因がわからず困っていたところ、数年ぶりに会った知人が「知り合いに医師がいるので聞いてみても良いですか」と言って紹介してくれたのがきっかけでした。

*余談ですが、診断が付かなくて途方に暮れてて、最後の手段として千葉大学医学部付属病院の総合診療科の予約を取った時期だったのですが、それまでは総合診療科というものをあまりちゃんと認識していませんでした。という状況から、紹介していただいた医師が偶然にも総合診療医だったのでびっくりしました。

自分の身体の問題が発症してから色々な病院にかかって感じていたことなのですが、検査結果として出てこないと、なかなか対処が難しいんですよね。診断が付かないと治療も始まらない。

地元のクリニックや地域の総合病院では、忙しくてじっくり話をして他の可能性を探るということはやってくれず、「検査の結果、とくに異常はないので様子を見てください」の繰り返し。何ヶ月もこの状態で、やっとやっと歩いているのに様子見とは・・・という気分になっていました。

このとき、医療の専門家とじっくり話をする、相談をするという機会は、ほとんどないことを痛感しました。

そんな中で出会ったのがlife storyのお二人でした。

 

総合診療医・理学療法士というそれぞれの立場から今の身体の状態を見てくれて、あれこれ話をしてくれます。もちろん、病院ではないので診察や検査はできません。ですが、医療の専門家が時間をかけて話を聞いてくれたり、専門家の視点でアドバイスをくれたりするのはとても助かりました。

お二人に相談した時点では、すでに千葉大学医学部付属病院の総合診療科の予約を取っていた状態だったのですが(3ヶ月待ち!)、そのときの状況から、千葉大病院の総合診療科の受診まで待つという判断が適切というコメントをもらえたのも安心しました。

ちなみに、実際に、千葉大病院の総合診療科にかかってびっくりしたのですが、半日近くかけて複数の医師が診察を行います。セカンドオピニオン外来なのでこれまでの検査結果を持っていっているのですが、それ以外の問診としてそれだけ時間をかけて、考えられる可能性を色々と探っていくということをやります。

これは自分の中では完全に新しい医療体験で、「検査結果で問題ないので様子見」を繰り返していたこれまでとはまったく違うものでした。

 

また、僕の副腎不全は医原性(過去の医療行為が原因のもの)なので、10年前に、「今こういう薬を飲んでいます」という相談を第三者の専門家にできれば、違った結果になっていた気がします。

普段の仕事の中でも、自分たちが専門でない領域は外部に依頼してアドバイスをもらうわけですが、医療ではそれがなかなかできないんですよね。

今回の自分自身の体験から、自分の身体のことをじっくり専門家に相談できるという場の重要性を痛感しました。

うちの会社は50人未満なので産業医は義務ではないですが、今回の経験でとてもよい出会いがあったので、life storyのお二人に、会社としてお願いすることにしました。

まとめ

医師との面談については、短期的に相談したいことがある人ばかりではないかもしれません。ただ、気軽に医師に相談できるというのは、ぜひ活用してほしいなと思っています。

一方で、ITの仕事はずっと座りっぱなしなので、身体には決してよくありません。そういう意味では、理学療法士に見てもらうというのは、即効性のある施策ですし、50代・60代に向けての良い準備にもなるはずです。

この2つがセットになっているということが、とても気に入っています。

 

40代になってから、社内でも健康の話題が増えたし、身の回りでも病気になった話を聞くことも増えたし、いつまでも若いころのままというわけにはいかないんだなというのを痛感しています。

一方で、事前に対処できること、問題が小さいうちに対処できること、問題が発生したときに適切な選択ができるような状況にしておくこともできるはずです。これは仕事でも個人でも同じですよね。

うちの会社は、「持続可能なかたちで仕事をすること」を大事にしているので、この取り組みもそれの一助になれば良いなと思っています。