GitHub Sponsorsという、OSS開発者のスポンサーになることができる仕組みがありますが、昨年末に、企業としてもスポンサーすることができるようになったので、やってみました。
GitHub Sponsorsで、企業がオープンソースプロジェクトや開発者をスポンサーすることができるようになりました。これによって皆さんの企業で利用しているオープンソースプロジェクトを支援しましょう!#GitHubUniverse
— GitHub Japan (@GitHubJapan) 2020年12月9日
https://t.co/jQI3fdT5tc
お世話になっているOSSはたくさんありますが、まずは、以下の2人をスポンサーしてみました。
まず1人目は、textlintなどを開発しているazuさん。
textlintは、弊社のboardでは欠かすことができないものになっています。
元々フリーランスで編集者をやっていた人がboardのサポートとして入社したのをきっかけに、boardでは2019年からtextlintを使ってきました。
boardのヘルプは、GitHubで管理し、プルリクエストベースで編集をした上で、masterにマージされると自動的に本番環境に反映されるようになっています。この際、GitHubにプッシュすると、GitHub Actionsが動き、そこでtextlintでチェックします。
textlintでは、定義したルールに基づいて、文章を機械的にチェックすることができます。
これにより、編集・レビューをする人は、textlintでチェックできることは気にする必要がなくなり、文章のわかりやすさや説明の過不足など、より本質的な部分に集中できるようになります。
GitHub Sponsorsをやるにあたって、社内で希望を聞いたところ、普段使っているOSSの中から、ピックアップしてもらいました。
日々多くのOSSを使って仕事をしていますが、自分自身、直接貢献できていないのが現状です。エンジニアなので、コードを書いて貢献できれば良いのですが、なかなかその時間も取れていない中で、スポンサーという別のかたちで、少しでも貢献できるようになったのは、良かったなあと思います。
今回、まずは上記の2名からスタートしましたが、今後も随時追加しつつ、予算的には、月$1000くらいを上限にやっていこうかなと思っています。
ちなみに、普段GitHubをカード払いしてたら、スポンサーになるのはもすごく簡単でした。
本当に手軽にできるので、企業によるGitHub Sponsors、もっと広まると良いなあと思っています。
*GitHub Sponsorsをやるにあたって、どんな仕組みなのかなど、voluntasさんに教えてもらいました。ありがとうございました!