ヴェルク - IT起業の記録

受託開発と自社サービスの両立への取り組み

プロダクトの責任者がサポート・個別相談会に相当な時間を割く:小さな会社のSaaSの育て方(第10回)

「小さな会社のSaaSの育て方」と題して、boardの10年間を振り返る連載の第10回です。 これまでのboardの運営で特徴的な点の一つが、プロダクトの責任者であり会社の代表である自分自身が、サポートや個別相談会にかなりの時間を割いてきたことではないかと思…

派手な機能・注目を集める機能よりも地道な改善:小さな会社のSaaSの育て方(第9回)

「小さな会社のSaaSの育て方」と題して、boardの10年間を振り返る連載の第9回です。 サービスを運営していると、注目を集めるような機能をリリースして、一気にユーザー数が伸びることを夢見てしまいます。しかし、実際にはそのような急成長は稀であり、むし…

カスタマイズで稼がない:小さな会社のSaaSの育て方(第8回)

「小さな会社のSaaSの育て方」と題して、boardの10年間を振り返る連載の第8回です。 今回は「カスタマイズ」についてお話しします。 boardは、カスタマイズには一切対応していません。ビジネスモデルとして、カスタマイズに対応するかどうかで大きく変わるた…

freee連携機能が自分にとって“単なる1機能”を超えた存在になった話:小さな会社のSaaSの育て方(第7回)

「小さな会社のSaaSの育て方」と題して、boardの10年間を振り返る連載の第7回です。 今回は「freee連携機能」について取り上げます。 初代のfreee連携機能は、2014年12月にリリースしました。boardの正式リリースは同年8月だったため、かなり早い段階でfreee…

ベータユーザー・初期ユーザーからのフィードバックとスタイルの確立:小さな会社のSaaSの育て方(第6回)

「小さな会社のSaaSの育て方」と題して、boardの10年間を振り返っていく連載の第6回です。 2014年5月にベータ公開した直後から、ユーザーの皆さんから多くのフィードバックをいただきました。しかし、僕は基本的に受託開発のキャリアだったため、SaaSにおけ…

立ち上げ当初の集客:小さな会社のSaaSの育て方(第5回)

「小さな会社のSaaSの育て方」と題して、boardの10年間を振り返っていく企画の第5回です。今回のテーマは「初期の集客」についてです。 特別な施策を行ったわけではないので、内容としては月並みなのですが。 無名のサービスをトライアルしてもらう難しさ 小…

初めてのカスタマーサポートからサポートが評価されるまで:小さな会社のSaaSの育て方(第4回)

「小さな会社のSaaSの育て方」と題して、boardの10年を振り返っていく企画の第4回目です。 今回は「カスタマーサポート」について書いていきたいと思います。 初めてのカスタマーサポート ずっと受託畑でしたので、SaaSのサポートは未経験でした。そもそも自…

キャッチコピー「バックオフィス業務のために起業したのではない」と消えた「受託ビジネス特化型」:小さな会社のSaaSの育て方(第3回)

「小さな会社のSaaSの育て方」と題して、これまでboardで取り組んできたことを振り返る連載の第3回目です。 今回は、boardのトップページにあるキャッチコピー「バックオフィス業務のために起業したのではない」についてお話しします。 このコピーは、パブリ…

自分のニーズを多くの人に使ってもらうサービスにする:小さな会社のSaaSの育て方(第2回)

「小さな会社のSaaSの育て方」と題して、これまでboardでやってきたことを振り返っていく企画の第2回です。 第1回でも書いたように、boardは事業として計画して始めたものではなく、自分のニーズを形にしたところからスタートしました。ただ、自分に最適化し…

board誕生の経緯〜請求書サービスでも販売管理ソフトでもない何か:小さな会社のSaaSの育て方(第1回)

「有料導入社数が1万社に達したら、“小さな会社のSaaSの育て方”というブログを書こう」と思っていたのですが、1万社というのはなかなか高いハードルですし、その頃には初期のことを忘れてしまっていそうなので、ぼちぼち書いていこうかなと思います。

boardというSaaSのリリースから10年が経ったので、経営者・事業責任者・開発者としての個人的な振り返り

boardというサービスが、2024年8月で正式リリースから10周年を迎えたので、振り返ってみたいと思います。

受託の会社が資金調達せずに自社サービスを立ち上げて、有料導入5000社に行くまでの振り返り

2024年1月9日にboardの有料登録社数が5000社を突破したので振り返りです。

13期振り返り

2023年11月に13期が終わったので、毎年書いている定点観測的な振り返りです。

カラーユニバーサルデザイン(色覚多様性に対応した配色)の取り組みの始め方

弊社で提供しているboardでは、2019年に、全画面を対象にCUD検証を受け、色覚の多様性を考慮した配色に変更しました。 そういった背景もあり、「カラーユニバーサルデザインの取り組みをどうやって始めたら良いか」とたびたび聞かれることもあるので、「始め…

「システムの画面」と「利用者の認知」のギャップを意識する

boardというSaaSの開発の中で、画面上の文言・配置・全体の流れ等をどのように考えて作っているか、という話です。一般的なUIの話ではなく、サポートの経験から「認知とのギャップ」という視点で考えてたりするので、それについて書きたいと思います。

合成音声を使ってboard(SaaS)のチュートリアル動画を制作した話(VOICEPEAKとGoogle Cloud Text-to-Speech)

boardというSaaSのチュートリアル動画を合成音声を使って制作しているので、その話を書いていきます。

board(SaaS)個別相談会の変遷

boardというSaaSで行っている個別相談会について、2015年にスタートした当初からこれまでの変遷を紹介したいと思います。

12期振り返り

2022年11月に12期が終わったので、毎年書いている定点観測的な振り返りです。

CSチームの障害対応訓練後の準備・対策と2回目の訓練の実施

弊社ではboardというサービスを提供して、以前、その障害時に備えたCSチームの障害対応訓練を行いました。その時に気づいた課題などを準備・対策した上で、2回目の障害対応訓練を実施してみました。

CSチームへの事前共有用のリリースノートを書く

boardでは、ほぼ週1ペースでデプロイしているのですが、その内容を事前にCSチームに共有するため「社内用リリースノート」を書いています。

システムとサポートの質の改善による問い合わせを減らすための取り組み(board - 2022年編)

サービスの利用者数が増えれば連動して問い合わせ数も増えていくものですが、boardでは、それを減らすための改善・取り組みを継続的に行っているので、それについて書きたいと思います。

board(SaaS)におけるアクセシビリティー改善のデプロイサイクルへの組込み方

先日、board(SaaS)のアクセシビリティー改善の取り組みの現在地(2022年10月)というブログを書きましたが、今回はもう少し細かい話で、既存のデプロイサイクルの中に組み込んでいるかという話です。

board(SaaS)のアクセシビリティー改善の取り組みの現在地(2022年10月)

boardという見積書・請求書等の作成を中心とした業務管理のSaaSのアクセシビリティー改善に取り組んでいるので、その内容や現在の状況について書きたいと思います。

board(SaaS)障害時を想定したサポート対応訓練をやってみた

弊社ではboardというSaaSを提供していますが、障害が発生した状況でのサポート対応訓練をやってみたところ、気づくことがいくつもあり、とても良かったので、書いてみたいと思います。

受託の会社が資金調達せずに自社サービスを立ち上げて、有料導入4000社に行くまでの振り返り

2022年4月11日にboardの有料登録社数が4000社を突破したので振り返りです。

サービス開発の中で、ユーザーが体験しているであろうことを日常的に体験するための取り組み(というほどでもないちょっとした心がけ)

ちょっとした心がけというか習慣というか、そういうふわっとした話です。 自分の周辺以外のことを想像することは本当に難しくて、普通にやっていると、どんどん狭まっていってしまう気がするんですよね。そのための対策というか心がけみたいなものです。

11期振り返り

2021年11月に11期が終わったので振り返りです。

board(SaaS)の開発内容の決め方(2021年版)

boardの開発内容をどのように決めているか、というのを書いてみたいと思います。

boardのカスタマーサポート返信時にtextlintでチェックする

boardのサポートチームが回答する際に、textlintを使って自動的に文章をチェックするようにしたら、とてもいい感じだったので紹介します。

秋葉原オフィス

2020年11月28日にオフィスを移転して、もう半年以上経ってしまっていますが、オフィスの紹介です。