ヴェルク - IT起業の記録

受託開発と自社サービスの両立への取り組み

boardというSaaSのリリースから10年が経ったので、経営者・事業責任者・開発者としての個人的な振り返り

boardというサービスが、2024年8月で正式リリースから10周年を迎えたので、振り返ってみたいと思います。

受託の会社が資金調達せずに自社サービスを立ち上げて、有料導入5000社に行くまでの振り返り

2024年1月9日にboardの有料登録社数が5000社を突破したので振り返りです。

13期振り返り

2023年11月に13期が終わったので、毎年書いている定点観測的な振り返りです。

カラーユニバーサルデザイン(色覚多様性に対応した配色)の取り組みの始め方

弊社で提供しているboardでは、2019年に、全画面を対象にCUD検証を受け、色覚の多様性を考慮した配色に変更しました。 そういった背景もあり、「カラーユニバーサルデザインの取り組みをどうやって始めたら良いか」とたびたび聞かれることもあるので、「始め…

「システムの画面」と「利用者の認知」のギャップを意識する

boardというSaaSの開発の中で、画面上の文言・配置・全体の流れ等をどのように考えて作っているか、という話です。一般的なUIの話ではなく、サポートの経験から「認知とのギャップ」という視点で考えてたりするので、それについて書きたいと思います。

合成音声を使ってboard(SaaS)のチュートリアル動画を制作した話(VOICEPEAKとGoogle Cloud Text-to-Speech)

boardというSaaSのチュートリアル動画を合成音声を使って制作しているので、その話を書いていきます。

board(SaaS)個別相談会の変遷

boardというSaaSで行っている個別相談会について、2015年にスタートした当初からこれまでの変遷を紹介したいと思います。

12期振り返り

2022年11月に12期が終わったので、毎年書いている定点観測的な振り返りです。

CSチームの障害対応訓練後の準備・対策と2回目の訓練の実施

弊社ではboardというサービスを提供して、以前、その障害時に備えたCSチームの障害対応訓練を行いました。その時に気づいた課題などを準備・対策した上で、2回目の障害対応訓練を実施してみました。

CSチームへの事前共有用のリリースノートを書く

boardでは、ほぼ週1ペースでデプロイしているのですが、その内容を事前にCSチームに共有するため「社内用リリースノート」を書いています。

システムとサポートの質の改善による問い合わせを減らすための取り組み(board - 2022年編)

サービスの利用者数が増えれば連動して問い合わせ数も増えていくものですが、boardでは、それを減らすための改善・取り組みを継続的に行っているので、それについて書きたいと思います。

board(SaaS)におけるアクセシビリティー改善のデプロイサイクルへの組込み方

先日、board(SaaS)のアクセシビリティー改善の取り組みの現在地(2022年10月)というブログを書きましたが、今回はもう少し細かい話で、既存のデプロイサイクルの中に組み込んでいるかという話です。

board(SaaS)のアクセシビリティー改善の取り組みの現在地(2022年10月)

boardという見積書・請求書等の作成を中心とした業務管理のSaaSのアクセシビリティー改善に取り組んでいるので、その内容や現在の状況について書きたいと思います。

board(SaaS)障害時を想定したサポート対応訓練をやってみた

弊社ではboardというSaaSを提供していますが、障害が発生した状況でのサポート対応訓練をやってみたところ、気づくことがいくつもあり、とても良かったので、書いてみたいと思います。

受託の会社が資金調達せずに自社サービスを立ち上げて、有料導入4000社に行くまでの振り返り

2022年4月11日にboardの有料登録社数が4000社を突破したので振り返りです。

サービス開発の中で、ユーザーが体験しているであろうことを日常的に体験するための取り組み(というほどでもないちょっとした心がけ)

ちょっとした心がけというか習慣というか、そういうふわっとした話です。 自分の周辺以外のことを想像することは本当に難しくて、普通にやっていると、どんどん狭まっていってしまう気がするんですよね。そのための対策というか心がけみたいなものです。

11期振り返り

2021年11月に11期が終わったので振り返りです。

board(SaaS)の開発内容の決め方(2021年版)

boardの開発内容をどのように決めているか、というのを書いてみたいと思います。

boardのカスタマーサポート返信時にtextlintでチェックする

boardのサポートチームが回答する際に、textlintを使って自動的に文章をチェックするようにしたら、とてもいい感じだったので紹介します。

秋葉原オフィス

2020年11月28日にオフィスを移転して、もう半年以上経ってしまっていますが、オフィスの紹介です。

boardのCSメンバーを募集します(終了しました)

現在は募集を終了しています。 boardのCSメンバーを新たに募集することになりましたので、その経緯や募集要項などを書きたいと思います。 CSチームの現状と募集することになった経緯 現在、boardは、約3500社の有料アカウントがあり、CSチームは3人です。基…

会社(ヴェルク)としてGithub Sponsorsになりました

GitHub Sponsorsという、OSS開発者のスポンサーになることができる仕組みがありますが、昨年末に、企業としてもスポンサーすることができるようになったので、やってみました。

boardのお問い合わせ窓口の仕組みを自社開発に切り替えた狙い

boardでは、お問い合わせ窓口のツールとして、これまでIntercomというサービスを使用してきましたが、先日、自社開発のものに切り替えたので、その狙いを書こうと思います。

サポートの経験が、開発者・QA・プロダクトマネージャーとしての自分に与えた影響

先日、JaSST’21 Tokyoの「カスタマーサポートエンジニアの品質貢献」というパネルディスカッションに登壇したのですが、この準備の過程で、他のパネラーの方々とお話をしたり、話す内容を考える中で、今の自分自身、サポートの経験がものすごく役に立ってい…

boardのカスタマーサポートの運用(2021年1月時点)

boardのCSチームは、2021年1月現在で3人体制になって、基本的には僕の手から離れた状態なので、現在の体制・運用・取り組みなどをまとめてみたいと思います。

10期振り返り

2020年11月に10期が終わったので振り返りです。

受託の会社が資金調達せずに自社サービスを立ち上げて、有料導入3000社に行くまでの振り返り

2020年9月17日にboardの有料登録数が3000社を突破したので振り返りです。 boardの正式リリースは2014年8月20日なので、約6年ほどで、推移はこんな感じでした。 ちなみに、1000社・2000社の時のブログは下記。 tamukai.blog.velc.jptamukai.blog.velc.jp 2000…

board(SaaS)でセキュリティ割引を始めて3ヶ月経った結果

boardというSaaSで、「2段階認証を必須」または「シングルサインオンのみ」の設定を1ヶ月間継続した場合、月額料金を5%OFFするという「セキュリティ割引」を始めて3ヶ月ほど経ったので、簡単にその結果を書いてみたいと思います。

board(SaaS)でセキュリティ割引を始めた背景

弊社で提供している「board」というSaaSで、「2段階認証を必須」または「シングルサインオンのみ」の設定を1ヶ月間継続した場合、次回決済時に決済金額を5%OFFするという「セキュリティ割引」を始めました。 ちょっと珍しい取り組みかなと思うので、簡単に、…

9期振り返り〜自社サービスの売上が受託の売上を超えた年

2019年11月に9期が終わったので振り返りです。 9期は新元号対応・消費税の税率変更・軽減税率対応などのイベントが盛りだくさんだったこともあり、8期に引き続き、また僕の交通費の経費精算の回数が年間で1桁という、相変わらずの引きこもりっぷりで開発をし…